小さな頃から追い山が好きでした。
夜明け前
山が静かに待機する奈良屋町
豊臣秀吉
もうあと少しで見納めです。
寝静まる町の山小屋は何ともいえない佇まいです。
その年の当番町に建てられる山小屋にかき山が祀られています。
山には神様が迎えられてるのでいわば御神体。
そぞろな心が鎮まるような、もっとそわそわするような。。
当番町の中から二人交代で山の期間夜通しでずっと守りの番をされるそうです。
当番町は順繰りまわるので奈良屋一区のこの場所に山小屋が建てられるのは12?か15?年後
当番町の大変さと誇り、巡り合わせに胸が熱くなりました。
山かさは神事です。様々な行事、の為の準備、集まり事、取り決め、直会、山が動き出してからは朝山、追い山ならし、集団山見せ、流れがき、、最後の追い山までとんでもなく過酷で疲労は図り知れません。だからこそ追い山の時に振り絞られる気力気迫は凄まじく胸打たれるのかなと思いました。
。。
ある夜明け前の山小屋で、どうやら寝ぼうした子がいて連絡がつかない。代わりにぶっ通しで見守りの番をされているという場にちょうど出くわしました。
その時のお二人がとてもよい人で面白く魅力的でまいりました。
(☆∀☆)
疲れて爆睡したその子が起きて時計をみるもしくは鬼の着信履歴を見た時のやっちまった感どれ程青ざめるんだろうかと他人事に思えずドキリとしました。
↑ばらしてゴメンナサイ。
毎年一から山を造り上げて、神様を御迎えして御守りして御守りされて動かして祝って出し切って最後ブッ壊す。
痺れます。
山崩しが行われるのは今や西流れだけだそうです。
無くなりませんようにと祈りつつ
親戚のおじちゃんが今年も奈良屋の長法被を着ていますようにと念じつつ
山かさについての見易いリンクがありったので貼ります。気になったらぜひ