遡れば一昨年の冬頃、絶不調のある晩ある人物が酒かす入りのカレーを作ってくれました。それが凄まじく美味しかった。
夢中でもりもり山盛り食べましたらカァーッ!と全身が熱くなってスーッと引く感じが忘れられず。。忘れてたんですが再び絶不調の最中ふと思い出して無性に食べたくなりました。

その時の酒粕が飛騨のものである事は分かっていたのでインターネットで調べたところ飛騨の地酒屋さんに辿り着き早速注文しました。
今年2月頭の事です。

ピンポンが鳴って扉を開けた途端、郵便局員さんに抱えられた段ボールから華やかで柔らかいどこか懐かしい匂いがふあーっと漂ってきました。

まだ開いてもないのに。

注文内容
久寿玉山廃の一升瓶と蓬莱さんの酒粕500グラムを5つ。

本当に素晴らしい匂いでした。

米1・・・酒粕は生きているのでパッケージに小さな穴幾つか有り。

だとしても段ボールから漏れ漂ってきたあの匂いの力強さは忘れられません。

微生物の発する元気な匂いだったんじゃないかなと思います・・・

。。

私は直ぐに段ボールをベリベリ剥がし開けて頬ずりしてその匂いに堪えられずそのまま食べました。ぱくぱくと。夢中でそのまま食べました。

本能。

と言ったら大げさかもしれませんがそんな感じでした。

腹の底の微生物がその匂いに感応して思考挟むより先に私の手足を動かして口に運ばせた

そんな感じです。

しかしながらお酒が滅法弱いので滅茶苦茶酔っぱらう。顔はゆでダコ。心臓バクバク。ふわふわプシューッ。

酒かすのあまりの美味しさと喜びと地酒屋さんの詰め方があまりにも見事で嬉しくて酔っぱらった勢いでメールをしました。

後藤酒店さんです。

注文を受けて下さる時から丁寧さと温かさを感じていました。

一升瓶を守るように酒粕が綺麗に敷き詰められていました。

そのまま食べて最高です云々お伝えしたところ

「おぉそのまま派ですか~♫」と言われ
て知りました。
酒粕にはそのまま派がいる事を。。

後藤酒店さんの御身内の方にもそのまま派がいらっしゃるという。。

ああ、私は酒かすをそのまま食べたい派なんだ!

と。

酒かすそのまま食べる派直前の酒かすそのまま食べたい派爆誕のお話でした。

続きます

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